記述の作法 vol.1 数字は大文字と同じ扱い

D=5xy 記述の作法
数字は大文字と同じ扱い.

数字はアルファベットの大文字と同じ扱いである

4線を引いたときに,大文字は上から3本目と一番上のあいだに,小文字は上から3本目と上から2本目のあいだに書く.ただし,一部の小文字(\rm{d},  \rm{y} など)は上下に飛び出す.さて,数字はどの線を基準に書くかというと,これは大文字と同じ扱いである

だから, D=5xy \ が正しい位置なのだ.そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれないが,

  \raisebox{0.4ex}{\it{y}} \ =5

こんな奇怪な書き方をする人は案外多い.  \raisebox{0.4ex}{\it{y}} \ =5 \ ではなく,  y =5 \ だ.

どちらだろうがあまり気にならないだろうか.

でも, \ \rm{Everything} \   \rm{Ever}\raisebox{0.4ex}y \rm{thin} \raisebox{0.4ex}g \ と書かれたようなものだと言えば,少しは気持ち悪さが伝わるだろうか.

 

なぜこんなおかしな書き方が蔓延しているのだろう.きっと書き方を教えずに,やれ記述問題だの,やれ証明問題だのと,子供たちを大海原にほっぽり出してしまっているからだと思う.

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